刃中の働きについて

刃中の働きというのは、焼入れによって、刀身に施された焼刃土の加減や焼入れの温度などで刃中に多彩な模様が生じるそうです。地鉄鍛え、組成などの影響を受けたりするそうです。これらを刃中の働きというそうです。

沸というのは、焼入れによって刃境や刃中に生じた刃文の構成要素だそうです。白い砂粒のように見える粒子が大きな組織だそうです。冶金学的には、匂と同じ性質の組織だそうです。ただ、焼入れの条件で異なった現れ方となるそうです。沸出来というのは、刃文全体が沸主調のものだそうです。

匂というのは、焼入れによって刃境や刃中に生じた刃文の構成要素だそうです。沸に対して、霞がかかったような粒子が観察できないほどの微細なものだそうです。冶金学的には、沸と同じ性質の性質だそうです。匂出来というのは、刃文全体が匂主調のものだそうです。

荒沸というのは、焼入れによって刃中に現れる働きのひとつだそうです。刃文を構成する沸の粒子が特に大きなものだそうです。真砂沸というのは、沸の粒子が大小混じり合って混然となったものだそうです。そんな状態のものを砂浜の真砂に例えたものだそうです。裸沸というのは、沸は周囲を淡い匂に包まれたり、匂と共存しているのが常だそうです。これは匂を伴わずに沸のみが現れたものだそうです。

玉というのは、丸く沸が凝固したものだそうです。星といったり、日といったりするそうです。直崩れ刃というのは、直刃調の刃文が、刃中あるいは地中に自然に崩れ込んで、整った直線にならない様をいうそうです。ほつれというのは、主に刃境というところから刃中に向かって現れる働きの一つだそうです。沸や匂が鍛え目に沿って細い線のようになっている様をいうそうです。

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