矛とは

矛というものを聞いたことはあるけれど、それがどのようなものか、具体的にイメージできない、という方は多いです。矛は神話や物語でよく用いられるから、名前は聞いたことがある、という方が多いためです。

矛は、長い持ち手の先に、持ち手よりは短い刃をつけた武器のことで、非常に古くから作られてきた武器なのです。しかし、矛よりも安く作ることができる槍や薙刀が主流となっていき、矛は次第に作られなくなりました。

矛と槍は似ている武器ですが、まず、穂先が違います。槍は刺したり突いたりすることを目的としているため、穂先は尖っています。しかし、矛は斬るために作られているから、穂先は尖っておらず丸いです。

矛にはいくつか種類があります。木矛は特に原始的な矛で、木で作られた矛のことです。石矛は石で作られた矛で、鋭く硬いです。銅矛は銅で作られた矛です。矛は儀式にも使われているため、今でも有名なのです。