回収された日本刀の行方

GHQが一年以上をかけて回収した日本刀や軍刀は、全国合わせて110万本以上になったそうです。槍などを含めると140万本になったそうで、それ以外の銃砲類だけでも170万近くの数と言われています。集められた武器は、ガソリンをかけて燃やされたこともありましたし、鉄くずとしてリサイクルをされることもあったそうです。武器の一部は、連合国軍の兵士が、土産として持ち帰ったこともあります。東京の赤羽には、アメリカの第八軍兵器補給の場がありました。そこに数十万本の刀が集められていましたが、東京国立博物館が美術品として価値のありそうな5500点を引き取り、そのまま博物館で所蔵しているそうです。これらは名前を取って、赤羽刀と呼ばれていましたが、最近では持ち主の求めに応じて1000本以上が返却されています。二度の刀狩りを経て、さらにGHQの回収があったにも関わらず、現在でも300万本の日本刀が現存しているのです。