独眼竜とくろんぼ刀

独眼竜の名で知られている「伊達政宗」は、仙台に青葉城を築いた武将であります。関ケ原の戦いでは、東軍に味方し24歳の若さで大きな手柄を手にしたとされています。政宗の愛刀として知られている「くろんぼ切」は、朝鮮の役においてサルを退治したことによるところにあるとされているようです。「くろんぼ切」とは、いささかユニークな号ではありますが、現在では重要文化財に指定されるほどの名刀であります。作者は備前の影秀とされ、鎌倉時代の長舩派の刀工とされています。多くの名刀図譜には、その姿が掲載されておりますので皆さんもこれまでに一度は目にされいるのではないでしょうか。伊達政宗に関しては、いくつかの興味深い刀剣に関するエピソードがみつかるようです。